
先日、初めて参拝したとある稲荷神社へ行った時のことを、ブログに書きました。
その参拝の際、神社で絵馬を購入したのですが、私はその場では願い事を書きませんでした。「一度家へ持ち帰って書こう」と決めたからです。
小さな神社だったため、ゆっくり絵馬を書くスペースがなかったという現実的な理由もあります。でもそれ以上に、「せっかく願いを込めるなら、静かな環境で落ち着いた気持ちになり、自分の本当の心の声に向き合って書きたい」と思ったからでした。
家で絵馬と向き合う、特別な時間
家に持ち帰り、机に向かって絵馬を広げると、不思議と心がすーっと静まっていくのを感じました。 日々の忙しさや悩みに追われていると、自分が本当はどうしたいのか、何を望んでいるのかが見えなくなってしまうことがあります。
けれど、白い木目の絵馬を前にペンを持つと、「自分の一番大切な願い」がゆっくりと言葉になっていきました。丁寧に文字を紡ぐその時間自体が、私にとって心を整えるセルフケアのような、温かい時間になりました。
願い事を書き終え、数日後。私はその絵馬を抱えて、再びあの稲荷神社へと向かいました。
これで2回目の参拝です。
鈴を鳴らし、深くお辞儀をしたその瞬間……
境内の入口にある赤い鳥居をくぐると、前回と同じように、とても澄んだ落ち着いた空気が私を包み込みました。
まずは、家で心を込めて書いた絵馬を奉納。 そして今回は、家から持参したお酒も神様へのお供えとしてお納めしました。
準備を整え、お賽銭を入れ、鈴を鳴らし、パンパンと二拍手。 最後に「ありがとうございます」の気持ちを込めて深くお辞儀をした、まさにその瞬間でした。
びゅ~~ん!
突然、暖かくも強い風が、私の体を駆け抜けるように吹き抜けていきました。
その日は特に風が強い日ではありませんでした。木々が穏やかに佇む静かな境内で、私の体だけを包み込むように吹いた風。あまりのタイミングの良さに、私はハッと息を呑みました。
「これって……もしかして神様からの歓迎のサイン?」
胸の奥が理由もない嬉しさと安心感がこみ上げてきました。
「前向きな勘違い」は、自分を救う最強のお守り
「単なる偶然でしょ?」「ただの風だよ」と笑う人もいるかもしれません。私の思い込みや勘違いかもしれない、とも思います。
でも、「そう思うことにした」のです。 だってその方が、圧倒的に幸せな気持ちでいられますからね。
私は今、日々の生活の中でさまざまな事情や課題を抱えながら過ごしています。立ち止まりそうになったり、心が折れそうになったりする日も少なくありません。
だからこそ、神社へ足を運ぶ時間は、ただ願い事を叶えてもらうための場所ではなく、日々の喧騒から離れて「自分の心を温かな場所に戻す大切な時間」になっています。
日常の中で起こる不思議な出来事。それが偶然なのか、何かの意味があるのか、本当の答えは誰にも分かりません。 けれど、「どんな意味づけをして生きていくか」は、100%自分自身で選ぶことができます。
もしあなたが日常の中で何か心に残る出来事に出会ったら、ぜひ「これは良いご縁のサインかも」「運が向いてきたのかも」と、自分に都合よく受け止めてみてください。
その「前向きな受け止め方」こそが、弱った心に光が差して「よし、また明日から頑張ろう!」と立ち上がるための自分自身へ贈る最強のお守りになると私は思っています。
あの風が教えてくれた温もりを胸に、私はこれからも感謝の気持ちを忘れず、あの稲荷神社へお参りを続けていこうと思っています。
