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50代、どん底主婦の再出発。15年ぶりの履歴書と、ドキドキのパート面接

「土曜日の午前10時に来てください」

そのお電話をいただいてから、私の心臓はバクバク。

本当に、随分と久しぶりに履歴書を買い、証明写真を撮りに行きました。

それにしても、履歴書って書くのが本当に面倒くさいですよね……。

そもそも、大昔の学歴や職歴の「年月」なんて、いちいち覚えていません(汗)。

私は独身時代、職場を転々としているので、一から思い出すなんて今更できない。

「確か、結婚前に書いて保管しておいた古い履歴書があったはず……!」

そう思い出して、クローゼットの中をゴソゴソと必死に探してみると……

ありました!出てきました!

「良かった〜!これを丸写しすればいい!」と、過去の自分に大感謝しながら、なんとか履歴書を書き上げることができました。

そして、ついに迎えた土曜日。

どんな人が面接するんだろう?

どんな人が働いているんだろう?

押しつぶされそうな緊張感を抱えながら、スーパーの入り口をくぐりました。

面接室に現れたのは、まだ30歳くらいの若い男性の責任者の方。最初に電話をくださったのも、この方でした。

面接が始まると、色々な質問をされました。

「うちのスタッフには、20代から60代まで幅広い層がいます。男性も女性もいますが、特定の性別や年代に苦手意識はありますか?」

私は「特に何も感じません。大丈夫です!」と、ハキハキ答えました。

本音を言えば、性別や年代よりも「どんな性格の人がいるか」のほうがよっぽど気になります(笑)。良い方であれば、何歳だろうと男性だろうと女性だろうと、全く気になりませんよね。

そして、定番のあの質問。

「何故、この売り場で働きたいと思ったんですか?」

私は、自分の胸の真ん中にある、そのまんまの気持ちを伝えました。

「もともと私は、野菜や果物が大好きなんです。見ているだけで、本当に幸せな気持ちになれるからです」

そう、私は若い頃から、スーパーの青果コーナーを回るのが何よりの楽しみなんです。

時期によって並ぶ顔ぶれが変わり、その都度、みずみずしい季節感を感じられる。あの空間が、とにかく大好きなんです。

さらに、私にとって一番の不安要素だったことも、勇気を出して伝えました。

中学3年生の息子と、中学1年生になったばかりの娘がいること。そして、万が一の急病などの際には、お休みをいただくことがあるかもしれない、ということ。

ドキドキしながら反応を待つと、責任者の方はこう言ってくださいました。

「あ、そこは特に心配いりませんよ。それを言い出したらきりがないんで。みんなそうですから!」

……その一言に、どれほど救われたか分かりません。ずっと胸に引っかかっていた重荷が、スッと軽くなった瞬間でした。

面接の結果は、1週間ほどで連絡をいただける予定です。

まずはここから、私の新しい第一歩。

どうか、採用されますように……!